液化炭酸ガスボンベによる炭酸ガスの自動添加方法

液化炭酸ガスボンベより炭酸ガスを添加する方法です。
ボンベ、レギュレータ、分岐装置、スピードコントローラ、ストーン、耐圧チューブが必要です。

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こちらが5KGのボンベです。
酒屋さんからレンタルしたもので、5KGの場合は保証金5000円、充填2200円くらいが相場で借りられます。
本来は生ビールのサーバーに使用する目的のもので飲食店のビールサーバーの脇に必ずおいてあります。
うまくするとレギュレータ込みで借りられるかもしれませんが、多分かなり困難でしょう。
購入する場合は酸素屋さんで購入しますがお勧めはレンタルです。
ちなみにボンベにはXXXビールとか表示がされています。





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このボンベで便利なのが残量のゲージがついていることです。
左手前側がレギュレータです。
ADA社のアタッシュレギュレータを使用しています。
レギュレータの先には一応スピードコントローラがついていて添加量の微調整ができるようになっています。
従って水槽が1つであればスピードコントローラはなくてもよいかもしれません。

しアタッシュレギュレータから電磁弁などのバルブへは最短で配管する必要があると思います。
長時間バルブを閉じていると「レギュレータ<==>バルブ」の間の配管に炭酸ガスが溜まりバルブを開くと急に拡散器の側へ圧力がかかります。場合によっては拡散器側のチューブは抜ける危険があります。
従って水槽がひとつであってもスピードコントローラはバルブの出力側に追加したほうが安全です。

私のように複数の水槽に添加する場合はスピードコントローラはその数だけ用意します。
その場合はレギュレータに付属のスピードコントローラは調整が干渉しないようにある程度大きめに開いておきます。


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こちらはスーパーミストという商品名の炭酸ガスの拡散器です。
白いストーンがそうです。
細かい泡がきれいに発生します。
ビニールチューブとチェックバルブ(逆流防止弁)などがセットになって売られていました。
チェックバルブにはスプリングが入っており入出力の極性があります。
メーカーは「資技研」という会社です。




pisco-spcon.jpg
こちらはスピードコントローラが3連になったものです。
ピスコ(ピスコ販売)より通販で部品を取り寄せ組み立てました。
だいたい8000円近くかかりました。
アクアメーカーより分岐ジョイントがブランチという名前で発売されていますが分岐ジョイントの先に各々スピードコントローラを接続するよりかなりスマートにできます。
先の細い部分が調整つまみでその下のつばの部分がロックスクリュウです。
耐圧チューブもピスコから一緒に購入することができます。




pisco-spcon-wall.jpg
壁にこのように固定して使います。
透明なチューブが水槽へいく側で黒いチューブは電磁弁よりきています。
どちらのウレタンチューブもサイズは同じで、外径6MM/内径4MMの物です。
黒いチューブは電磁弁に付属していました。
出力側のチューブの接続部分は自由に回転できるようになっています。
耐圧チューブは直角にナイフでカットしてそのまま奥まで差し込むだけで接続され抜けなくなります。
抜くときはツバの部分を押し込みチューブを引き抜きます。
ウレタンチューブは熱で軟化しますのでチェックバルブなどへ接続するときはお湯で温めてすばやく差し込みます。
なおスピードコントローラにも入出力の極性がありますのでこのように接続することになります。



magnetic-valve.jpg
こちらは電磁弁です。
メーカーは資技研です。
レギュレータの出力をつなぎ、スピードコントローラへ配管します。
電源はAC100Vで動きますのでタイマースイッチにつなぎます。
照明の電源用タイマースイッチに接続すれば良いと思います。
ただし電磁弁から先の配管が長いと若干の時間的なズレが発生します。
ある程度の発熱がありますので他の発熱部品、例えば照明器具などとは離して配置します。



念のため接続順序をまとめます。
ボンベ===>レギュレータ===>電磁弁===>分岐装置(スピードコントローラ)===>チェックバルブ===>拡散器

使用部品はすべてピスコ製で以下のとおりです。
いまのところすべての部品がWeb上で注文できるわけではないようですのでFax等での注文が必要かもしれません。
以下に品名,型名,使用数を示します。

スピードコントローラ(メータアウト,スプリングリターン),JSC6-M5AK,3PC
ユニバーサルテーパ,MHT08M5,3PC
隔壁レデューサ,MKR0806,1PC
プラグ(メクラ栓),MPG08,1PC
ブラケット,MZB14,1PC
ブラケット,MZB06,1PC

以下は必要数を購入します。
ストッププラグ,PP6,(使わないポートをふさいでおく)
ポリウレタンチューブ,UB0640-10-C,(10Mで透明色の場合)

ホームセンターなどで購入
ボルト,M6*8(M6*10)できればスティンレス製,1PC

他に組み立て用に薄口のスパナが必要です。
私はラジオペンチと通常のスパナで組み立てました。

なお"SMC"というメーカーからさらに微速用というスピードコントローラが販売されています。
後々紹介します。
ここで選択したスピードコントローラはM5サイズではピスコでいちばん微調用に適したものです。
ただカタログスペック上の話なので実際に使用した感覚的なものがベストであるかどうかはわかりません。
(バックラッシュとか調整つまみの操作具合のことです。)

※参考までに※
 メーターアウトとはスピードコントローラの制御できる通気方向を示します。
この場合はネジの側から入ってチューブ側へ出て行く方向が制御されます。
 スプリングリターンとは逆方向の気体の流れを阻止する機能を強化したものです。
要するにチェックバルブの機能です。
カタログによりますと使用圧力範囲は0〜0.5MPa、逆支弁作動圧が0〜0.02MPaとなっています。
スプリングリターン無しの場合は
使用圧力範囲は0〜0.9MPa、逆支弁作動圧が0〜0.05MPaとなっています。
ここに記載してあるパーツの接続はメートルネジ(M5)で接続部分にOリングが入っています。
他に管用テーパネジ(R1/8など)によるものがあり、これらは漏れ防止のためにネジ部にシーロックが塗布されています。

イースト菌による醗酵式の炭酸ガスの添加方法はこちらをごらんください。